師走と後半にもなると、築地6丁目の津多屋さんの軒先には、青い竹の竿がずらりと並ぶ。
この正体は「初荷旗(はつにばた)」
市場の初セリ、初売りの時、商品が初めて出荷される時に
よく使われる縁起物😊✨
初荷を祝い、商売繁盛を願うのは、古くは江戸時代から
大切にされてきた風習の一つです。
2018年に築地から東京中央卸売市場が移転した後も、
豊洲の市場や築地場外市場、はたまたスーパーや
デパートなどでも、初売りの日などに初荷旗を
目にすることができます。
五色の旗、それぞれに会社名が入っていて、
年始を鮮やかに彩る、見るからに縁起のよいものです🏳️🌈
この初荷旗を代々手作業で作っている津多屋さん。
師走は家族総出で何千本もの初荷旗を準備されています。
写真は、今年のクリスマスの頃のおかみさん。
ほぼできあがって、ほっと一息という時でした。
(今年もおつかれさまでした☺️♨️)
この初荷旗、旗をつけるための「篠竹」という
国産の青竹を入手するのが年々難しくなっているとか😢
竹林で竹を育て、切って加工する人たちが高齢化し、
後継ぎがいない状態なので、初荷旗にとって
なくてはならない竹が手に入らない…
中国からの輸入でなんとか賄えても、コストがかさむ。。。
大切な日本の伝統行事や風習を守るためには、
現実を知ることがとても大事だと気づきます。
知ったら、知恵をだしあって考えられるから❣️
竹の問題は深刻ですが、今年も無事に
津多屋さんのお仕事が完了したのは喜ばしいことです☺️
津多屋さんが初荷旗を担いで運ばれる様も、
築地の風物詩のひとつです✨
初荷旗。
初市日には随所で目にすることができますので、
見かけたらラッキー💛きっといいことありますよ~♪
初荷旗について詳しくは、津多屋の加藤木さんの
ブログをどうぞ〜💁♀️

